【デザイン考察部】社名で作字をしてみた

こんにちは!8月からロジカルスタジオに中途入社したやぶぶです!

デザイナー

やぶぶ

 

PR部長なかむー先生からブログ執筆のご指名を頂いたので、今日は作字について解説してみたいと思います!

デザイナー

やぶぶ

作字とは

「印刷で、必要とする活字がないときに、既存の活字の部分を合成したり削ったりして新しい活字を作ること。また、その作った活字。パソコンなどで、内蔵・登録されていない字体を作ることにもいう。」

つまり、既存の文字を加工したりして新しい文字作っちゃおうぜ、ということです。
この作字という文化がここ数年でデザイナーの間でとても活発になってきた印象があります。

僕はTwitterで色々なクリエイターさんをフォローしているのですが、
デザイナーもそうでない方も作字を投稿されている方がたくさんいらっしゃって、日々刺激をもらってます。

今回は普段お仕事では使用しないような、趣味全開の作字に挑戦してみました。

 

STEP1:方向性を考える

まずは作る文字と方向性を考えます。
初挑戦ということで文字数が多いと難易度も高まりそうだったので
今回は弊社社名の上半分を作ってみます。

方向性についてはひとまず好みですが。
明朝系のおしゃれ?な形より、ゴシックでカクカクした形が好きなので
そっち方面でいくことに決めました。
ここでできるだけイメージに近いフォントを決めておくと後の作業が楽になります。

 

STEP2:参考を見ながらパスを組んでいく

ここから本格的に作字していきます。
STEP1で参考にしたフォントを見ながらパスを組んでいきます。
フォントをアウトライン化して加工したり、トレースして一からパスを組んだりと
人によってやり方は様々ですが、僕の場合は「カクカクでとがった感じ」というイメージがあったので
参考を見ながら一から組み上げていきました。

作字文化ではほぼ何て書いてるかわからないくらいの文字もあるのですが、
僕はなんとか読める程度の文字にはしたかったので、ある程度アルファベットの原型は残してみました。

 

STEP3:加工&要素追加

ベースができたところで一旦ガイドを引いて整えてみます。
このままだと図形の塊だけなので寂しいな〜というのと、社名が全部入っていないので
サブタイトルで「ロジカルスタジオ」を入れました。

フォントは暫定で「TA-F1ブロックライン」にしました。

ロゴっぽくてかっこよくなりましたね。

 

STEP4:差分を作る

このまま完成!でもいいのですが、さらに完成度を上げるべくパターン出しをしてみましょう。
ひとまず思いついた手法でアレンジを加えてみます。

作字に関わらずデザインはアイデアが結構大事なので、
色々とネットにあがっている先人たちの作字を見ながら試行錯誤してみます。
ちなみに僕はだいたいTwitterやPinterestをみています。

 

STEP5:複数案を見比べて、最終調整して完成

先ほどいくつか案を出しましたが、
今回は下記の2つを採用しました。
・サブタイトルのフォントを変える(ブロックラインだと太過ぎたので強弱が弱く感じました)
・シアーをかける(まっすぐのままより斜めにすることで文字のキレが増しました)

微調整については、文字間が空きすぎて少し一体感が薄いなーと感じたので
ギュッと詰めました。

 

STEP6:完成・背景なども作成して色付け

 

せっかくなので背景を作って他の要素も足してみます。
ゲームのスタート画面(タイトル画面)をイメージして作ってみましたが、いかがでしょうか。

個人的には思った以上に満足のいく作品になったので嬉しいです。
今回はイラストレーターで作成したのですが、
パスを組んだりする過程で「イラレってこんなこともできるんだなぁ〜」と勉強になることもあったので、作品も作れて成長もできて一石二鳥ですね。

今度作字に関する記事を書く時は、推しの作字クリエイターさんたちをご紹介できればなーとかも思っています。

 

最後に

さて今回は初めてのブログ執筆でしたが、作字・タイポグラフィについてご紹介しました。
弊社ロジカルスタジオでは、技術の情報交換も頻繁に行われており職種の枠に囚われず様々なクリエイティブスキルをもった人達が在籍しています。

現在弊社ではデザイナー・エンジニア・ディレクターを募集しておりますので
当ブログを読んで興味の湧いた方いらっしゃいましたら是非ともご応募お待ちしております!

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