場 所:ロジカルスタジオ会議室(4F)
登壇者:ヤッサンさん、上平さん(飛び入り)
こんにちは、ロジカルスタジオ ディレクターのゴウです。
今回は弊社が展開する一石二鳥な勉強会、「Output Study!」の様子をご紹介。
チームでの制作に欠かせない存在となった「Git」。第1回は基礎編として、エンジニアチームの5名からGitについて解説していただきました。
Output Study!〜ちょっと変わった勉強会〜「#1 Git 基礎編」
さて、続きとなる第2回は運用編。
デザインチームのメンバーにGitの概念をより深く理解してもらおう! ということで、ヤッサンさん指導の元、実際にGitを触ってもらいました。
目次
Git 運用編
“フォルダ名+日付の履歴管理はもう卒業 目指せ!円滑なチームプレー”
現状のファイル管理体制は「フォルダ名+日付」。
フォルダ名が「最新」と書かれていても、それよりも更新日が新しいフォルダがあったり、「bk」と書かれていても、どのバックアップが入っているのかわからなかったり……。
作っている本人が分かっていたとしても、この運用では途中から参画するチームメンバーにとって大きな障壁になってしまいます。
そこで Microsoft Share Point を活用したいね、というのがヤッサンさんからの提案。
ブラウザにファイルをドラッグ&ドロップすることで簡単に共有ができ、ファイルの更新履歴まで作成される便利ツールとのことです。
案件ごとに格納しておけば、間違って上書きしたファイルなども復元できるので、ぜひ活用していきたいですね!
Gitに触れてみよう
デザインなどバイナリデータの共有と履歴の管理はMicrosoft Share Point で。加えて、フロントエンドエンジニアチーム、デザインチームもGitを実践してみよう、というのが今回のテーマ。
今回はGitの管理ツールとして、Atlassian社のSourceTreeを使いました。それぞれのマシンにダウンロードし、インストール。さらに下準備として、今回のために用意されたBacklogのテスト環境と紐づけていきます。
クローン元になるリモートのリポジトリと、ローカルのリポジトリを設定し、クローンが作られているか、そこからブランチが作れるかの確認……と行きたいところですが、普段はGitに触る機会がないデザインチーム。
前回の勉強会で扱ったとはいえ、「クローン」「ブランチ/チェックアウト」などの言葉が突然出てくると、どうしても?マークが浮かび上がります。
「リポジトリは冒険の書」
共有できるイメージで技術への理解を深める
そこで上平さんによる飛び入りプレゼンテーション。
initの状態からcommitを繰り返してプロジェクトを進めていく工程をホワイトボードに書き出し、とあるロールプレイングゲームに例えて解説していきます。
「リポジトリは冒険の書!」
「ボス戦前にセーブデータを別にとっておくと、また後で戦いたいなって時に便利ですよね。このように別の冒険の書を用意することを、ブランチといいます」
「アートボードをコピーするって感じです?」
「作業状態をとっておくという意味ではそうですね」
デザイナーとエンジニア。技術的な交流の機会が少ないだけに、共有できるイメージがあるって大事ですね!
クオリティを支え続けるためのテクノロジー
その後も質疑応答を交えながら、チェックアウトからのブランチ作成を済ませ、コミット前後、プッシュ前後のファイルを確認し、ローカルでの作業内容がリモートに反映されるまで……を手を動かして実感していきます。
「やっとできた……」
「コミットできた自分を褒めよう」
「どうしてこういう回りくどい手順を踏んでいるのかっていうと、チームで分担しながら、一つのものを作り上げていくからなんですね。
Gitを使えば、誰がどのような修正をしたのかが一目でわかる。
プルリクエストを出してもらうことで、複数人でのチェック体制も自然にできあがります。
クオリティを担保するためには必要なことなんですよ」
「なるほどー!」
勉強会を終えて
Microsoft Share Pointを使ったバイナリデータの共有や履歴管理をはじめ、Gitを運用していく考え方は、フロントエンドエンジニアチーム、デザインチームにとってもいい刺激になったと思います。
ヤッサンさんからちょっとした宿題が出ていますので、手が空いた時にでも挑戦されてみてはいかがでしょうか。
Output Study! 第2回はGitの運用編についてでした。
ヤッサンさん、上平さん、ご登壇ありがとうございました!
今後も定期的に勉強会を開催し、その様子を発信していきますのでご期待ください。
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