広告バナーの知っておきたい基本ルール〜GDN・YDN〜(vol.01)

こんにちは。ロジカルスタジオでデザイナーをしております。タッキーです。

社内ではバナーの魔術師の異名があったり、無かったりします。

今回は、「広告バナーの知っておきたい基本ルール」シリーズということで、

市場を伸ばしているインターネット広告のクリエイティブについての基本的なルールや情報をまとめてガッツリガツガツとお伝えしていきたいと思います。

広告クリエイティブとは?

広告として掲載するために制作された広告素材などを指す言葉。
インターネット広告などでは、バナー広告などに使用する画像を意味することが多い。

インターネット広告におけるクリエイティブのあれこれを知っていきましょう!

第一弾は「GDN・YDN」編です!!

ちなみに、、この「広告バナーの知っておきたい基本ルール」は、

全四弾に渡ってお送りします。ぜひご期待ください!

では、早速、説明していきます!

日本の広告市場

唐突ですが、、あなたは日本の広告市場の規模を知っていますでしょうか?

日本の広告市場は、大きく

  1. マスコミ媒体広告費
  2. インターネット広告費
  3. プロモーションメディア広告費

に分けられていて、その規模は約7兆円にもなります。

今まで広告市場の多くを占めていたマスコミ媒体広告費が5年連続減少している一方で、

インターネット広告市場は、右肩上がりに2兆円を突破。2023年度には約2.8兆円まで拡大する見込みだと言われています。

まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いであり、コアラの餌台かのようにその規模は膨らんでいます。動物園も真っ青です。

GDN広告とは

『GDN(Google ディスプレイ ネットワーク)』とは、

Googleが提供している様々なサイトやアプリに広告を配信することができるディスプレイ広告のことです。

主にバナー広告を掲載して、ユーザーにアプローチをかけていきます。

また、GDN広告は、運用型バナー広告という形式をとっています。

運用型バナー広告とは、運用型バナー広告の広告枠を貼っているWebメディアに、ランダムでバナーが表示される広告のことです。

それではGDNの広告バナーは具体的にどのような形で配信されているのでしょうか?

GDNの広告バナー

サイズ

GDNではPCで表示される、サイズSPで表示されるサイズなど、様々なサイズ形式があります。

各サイズに合わせて作成しアップロードする広告を、GDNではアップロード型ディスプレイ広告と呼びます。

GDN は、スマホの画面の大きさに伴い、

「300×250」のサイズから、少し大きめの「336×280」を導入しています。

GDN広告を利用する際には336×280も用意しておきたいところっっ!!!

拡張子

GDNの拡張子は基本的に下記の拡張子に対応しています。

  • JPG
  • PNG
  • GIF

※GIFを作成する際の注意点※

・アニメーションの長さは30秒以下で作成し、GIF形式のアニメーション広告は毎秒5フレーム未満で作成する。

容量

GDNの容量は、通常のバナー広告:150KB以内」と規定されています

レスポンシブについて

GDNにはレスポンシブディスプレイ広告(レスポンシブ広告)が存在します。

レスポンシブ広告とは

レスポンシブ広告では、広告スペースに合わせて広告のサイズ、表示形式、フォーマットが自動的に調整されます。広告見出し、広告文、ロゴ、マーケティング画像をアップロードするだけで、ディスプレイ ネットワーク全体に広告が表示されます。注: 2018 年の夏より、レスポンシブ広告はレスポンシブ ディスプレイ広告となります。

引用:Google 広告

レスポンシブディスプレイ広告とは、アップロード型ディスプレイ広告とは違い、

広告枠に合わせて広告のサイズ、表示形式、フォーマットが自動調整される広告です。

「横長のレスポンシブディスプレイ広告を作成する場合」

  • 600×314より大きい画像(横縦比1.91:1)

「正方形のレスポンシブディスプレイ広告を作成する場合」

  • 300×300より大きい画像(横縦比1:1)

「ロゴ(省略可)」

  • 128×128 より大きいスクエア画像(1:1)推奨サイズ:1,200×1,200
  • 512×128 より大きい画像の横長(4:1)のロゴを追加することも推奨。推奨サイズ: 1,200×300
  • 推奨事項:背景を透過

※レスポンシブディスプレイ広告の注意点

文字の使用は避ける(文字の部分が画像全体の20%を超えないようにする)

・配信先の広告スペースによっては、画像の両端がトリミングされる可能性がある(各辺最大5%のため)。

YDN広告とは

『YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)』とは、

Yahoo!が提供している様々なサイトやアプリに広告を配信することができるディスプレイ広告のことです。

主にバナー広告を掲載して、ユーザーにアプローチをかけていきます。

また、YDNもGDN広告と同じく、運用型バナー広告という形式をとっています。

では、YDNの広告バナーも具体的にどのような形で配信されているのかも見ていきましょう。

YDNの広告バナー

サイズ

YDNではPCで表示されるサイズ、SPで表示されるサイズ、様々なサイズ形式があります。

このような画像で配信される広告をYDNでは、ディスプレイ広告といいます。

YDNでは、従来の「300×250」「320×100」「320×50」サイズから画像の表示向上のため、

それを2倍にした「600×500」「640×100」「640×200」サイズを2017年に追加。

画質向上のために、2倍サイズで作成することをおすすめします!

拡張子

YDNは下記の拡張子に対応しています。少し、制限があったりするので注意してください。

  • JPG(RGBカラーモードのみ)
  • PNG(静止画のみ)
  • GIF(静止画のみ)

※GIF形式のアニメーション画像の登録は、2019年8月1日をもって終了しています。

容量

YDNは、「通常のバナー広告:3MB」を規定にしていますが、

圧縮されてしまう可能性があるため、「150KB」までがおすすめです!

レスポンシブについて

YDNにはテンプレート広告「レスポンシブ」というものが存在します。

テンプレート広告とは、「画像」と「タイトル、説明文」と「ボタン」などの要素を組み合わせた広告を指しています。 (通常の組み合わせのない広告を「ディスプレイ広告」と呼びます。)

テンプレート広告「レスポンシブ」では、デバイスや掲載面に合わせて最適なレイアウトで広告を配信することができます。

「横長のテンプレート広告「レスポンシブ」を作成する場合」

  • 1200×628(3MB)アスペクト比が同じ場合大きい画像でも登録可能

「正方形のテンプレート広告「レスポンシブ」を作成する場合」

  • 300×300(3MB)アスペクト比が同じ場合大きい画像でも登録可能

「ロゴ(省略可)」

  • 180×180(150KB)

※テンプレート広告「レスポンシブ」の注意点

シュミレーターで確認必須(トリミングされる可能性があるため)。

・背景を透過にした画像は登録できない。

GDNとYDN

ディスプレイの広告を作る時

ディスプレイ広告は固定のサイズで表示されるため、様々なレパートリーを用意する必要が出てきます。

どのサイズにしていいかわからない場合は、

GDNとYDNで共通のサイズや同じアスペクト比のあるものを用意して広告を手早くスムーズに回す方法もあります。

レスポンシブの広告を作る時

レスポンシブの広告は様々なサイズに対応しているため表示される場所もディスプレイ広告より柔軟になっています。

なので、ぜひ用意したい広告の一種ですね。

GDNとYDNをレスポンシブの広告を作成する際にはまとめて下記のサイズで用意すると便利かもしれません。

終わりに

「広告バナーの知っておきたい基本ルール」第一弾ということで、

GDNとYDNの基本のルールなどについてガッツリガツガツと書いてきました。いかがだったでしょうか?

広告バナーのルールや適切なサイズを駆使して、

入稿をスムーズに、かつ大胆に、広告運営を行っていきましょう!

次回、第二弾「Facebook・Instagram編」お楽しみに。

ありがとうございました。

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