MacユーザとなったのにまたWindowsユーザーに戻ってきた訳(前編)

はじめに

「Macユーザーとなったのに」に表されている通り、元の元はWindowsユーザーでした。
そんな私がMacユーザーとなったのにもかかわらずまたWindowsユーザーとなったお話です。

OSを乗り換えるというのはすごくコストが掛かかります。
しかも今回は元鞘ということもあり、一見無駄な数年を過ごしてきているようにも思わるのですが、
そんななかで学んだことを書き記しておきたいと思います。

OSを乗り換えるのに思いとどまる人、思い切る人それぞれいると思いますが、
なにか参考になればと思います。

ちなみにPC遍歴は下記のとおりです。

  1. ショップブランドのデスクトップPC 5年
  2. Let’sNote 2年
  3. MacBookAir 3年
  4. MacBookPro 3年
  5. Thinkpad 0.5年

すべて仕事で使用しています。

WindowsからMacへ(1度目の乗り換え)

最初のきっかけは簡単です。カッコ良かったから。これにつきます。
私感ですが、所有欲をこれほど満たされるプロダクトはほかのデバイスではありませんでした。
シンプルで統一されたUI、デバイス間での疎通の良さ(あくまでApple内に限る)なども
満足度をあげていた気がします。きっと2012年当時、Windowsに魅力的なものがなかったのでしょうね。

そんな気持ちがありましたので、キーボード配置が(Win→Mac)に変わることなど
大したことではなかったのでしょう。あまり気になりませんでした。
気にするとしたらcmdキーの使いすぎで壊れるんじゃないかという恐れがあったくらいでしょうか。

当時の良かった点、いまいち点

【良かったと思う点】

  • キーボードが統一されている。
  • retinaじゃなくても画面、フォントが綺麗
  • MacからMac機種の乗り換えが楽
  • アプリのインストールが簡単
  • 使うツールに迷いがない。(ほぼ一択)
  • 最近Webの開発には十分な情報がある。
  • Bootcamp(MacでWindowsを動かすことができる)
    VMwareもある。
  • iOSのネイティブ開発なら、これ一択
  • ドヤ

【いまいちと思った点】

  • オフィス系のツール(MSOffice)はほんと互換が大変
    フォントがないとかでずれるずれる。
  • ほかのWinエンジニアと気持ちが共有できない。
  • OSのアップデートでいままで動いてたソフトが動かなくなることがよくある。
  • 当然だけどWin専用のツールはBootcampを使うかVMwareなどを使わないとダメ
  • タッチパネルがない。お客様先でのプレゼン、説明で使いたいの。
  • MacでしかiOSアプリをリリースできない。
  • Macでマルチバイトファイル名のSVN管理はいろいろ厳しい
  • ドヤってると思われる

私の場合はWebの開発が主でMacへの移行がそこまで苦痛ではなくて、
その限りにおいて、むしろ快適と思わざる得ない感じでした。

長年積もった不都合

Macに乗り換えてからそれまで使えていたWindowsツールなどが使えなくなりました。
それ自身は覚悟していたことなので割りきっていたのですが、(Bootcamp、VMwareもあるし)
長い間使うに連れて、手間のかかる操作が苦痛に思えてくるのです。

たとえば、WordのファイルをPDFにして暗号化してメールで送るといった場合。

Windows環境で、、、WordファイルをPDF、暗号化を行い。
Mac環境で、、、出来たファイルをメールで送るという感じです。
(何故か暗号化はWindowsの専用ツール使わないといけないルール)

これは一例ですが、WindowsとMacの環境を行ったり来たりする機会が多かったのです。
乗り換え当初はそれも所有欲のおかげか、「どうにかできるぜMacすごいぜ」だったのですが
これってWindowsだったらできてることよね?

Macでしか出来ないことってそんなにあるのかな?と、
うすうす気づいていたものの、気づかないフリをして2、3年経過していました。

もうだめか?

Macが悪くなったわけではなく、良くなるスピードが遅くなったと感じたこと。
とくにMacBookAir、Proはそれぞれ3年使っていて、
主だったアップデートが見られなかったことは残念で仕方ありません。
それに対して、WindowsPCが追いついてきたこと、
Windows10のリリースなどが重なり気持ちが揺らいでいました。

乗り換える価値のあるWindowsPCと出会うことができれば、、、

といったところで前篇終了です。